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先行体験「8番出口VR」は“良移植” 「おじさんが小さく見える!?」対策は…

iza(イザ!) / 2024年6月15日 11時0分

Meta Quest 3を装着したスタッフ=10日、東京・渋谷

地下通路を歩いて「8番出口」を目指すゲームのVR(仮想現実)版「8番出口VR」(コタケクリエイト)を一足早く体験した。インディーズゲームとして異例のヒットを記録したオリジナル版に忠実な“良移植”と言える出来だが、VRならではの課題も感じた。

「8番出口」は、無限にループする地下道で異変を見つけたら引き返す、何も起こらなければそのまま進むという判断を繰り返して地下からの脱出を目指す“ホラー系間違い探しアドベンチャー”。視聴者も楽しめるゲーム性と実況配信がマッチして話題を呼んだ。パソコン(Steam)とNintendo Switch向けに発売され、Switchでは、大手メーカーの人気作を抑えてダウンロードランキングで首位に立ったこともある。「8番出口VR」はオリジナル版に比べてさらに没入感を高めたコンテンツで、Meta(フェイスブック)社のプラットフォームで7月12日から配信される。

その報道陣向け体験会が10日に実施された。同日の時点で試遊できたのは「デモ版」だったが、「うまくプレーできればエンディングにたどり着ける」(スタッフ)というもの。ならばと、Steam版を遊んだ経験をもとにクリアを目指した。

Meta社のヘッドマウントディスプレー「Meta Quest 3」をかぶると、目の間に白いタイル張りの地下通路が広がった。左手のコントローラーのスティックを倒して前後左右に歩けば「コツコツ」と小さく足音が響く。頭を動かして壁に貼られたポスターをのぞきこんだり、通路の向こうから歩いてくる人を見つめたりしていると、「8番出口」の世界に入り込んでしまったかのような気持ちになった。その後もゲームを続けたが、異変を見落としてスタート地点に戻される展開が続き無念のリタイア。しかし、初めて遊ぶ人もオリジナル版をやり込んだ人も夢中になると予感させる内容だった。

一方、VR化による違和感もあった。成人男性として平均的な身長のプレイヤーが遊んだ場合、視点が高くなったように感じられ、そのせいか、通路ですれ違うビジネスパーソン風の男性、通称「おじさん」がオリジナル版と比べて小柄に見えた。スタート直後、おじさんの頭頂部が見えるほどのサイズ差を感じたため、「おじさんが小さくなる」という異変が起きたのかと思い引き返したが、スタッフから「逆走していますね。戻ってください」という注意を受けた。

スタッフによると、視点の高さは「8番出口VR」アプリを起動したときにヘッドマウントディスプレーと床がどれだけ離れているかで決まるため、座った状態でアプリを起動し、ゲームが始まったら立って遊ぶという方法で違和感を抑えられるという。

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