朝ドラ「虎に翼」“変わらない”直明（三山凌輝）に視聴者ツッコミ？ 花江ちゃん、優未、直人、直治は劇的成長も「時間止まってる？」

連続テレビ小説「虎に翼」の登場人物、猪爪直明（BE:FIRST・三山凌輝）（C）NHK

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第96話が12日、放送され、時が流れてキャラクターたちの風貌が劇的に変わるなか、“変わらない”猪爪直明（三山凌輝）の姿がSNSで話題になった。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子を演じている。ドラマはこの日から第20週「稼ぎに操り女？」（第91～95話）に入り、新潟県三条市での3年間の勤務を終えた寅子が東京へと戻り、神奈川・登戸の実家に住む家族たちが寅子と娘の優未（毎田暖乃）の帰りを喜んだ。

直明は寅子の実弟。純粋な性格で家族のことを常に思い、戦時中に家族と離れて暮らした寂しい経験から、家族と一緒に暮らすことにこだわりがある。帝大在学中は戦争で親を亡くした子供たちへの支援に力を注ぎ、大学卒業後は子供に関わる仕事として、中学校の教師となった。

直明の登場は第75話（7月12日放送）以来。この日、直明も寅子たちの帰りを喜び、寅子に「会ってほしい人がいる」と相談を持ち掛けながら「その人と結婚したいと思ってる。それでその人とここで一緒に暮らしたいんだ」と切り出した。しかし直明の考えに寅子の義妹で猪爪家を切り盛りする花江（森田望智）は結婚するなら家を出て所帯を持つべきという考えで大反対しており、2人は1カ月近く冷戦状態だった。

物語はこの日から昭和30年代に入り、ドラマの世の中は今後、本格的な高度成長期に突入する。それを強調するためか、まず猪爪家に電気洗濯機が登場。また花江の髪型が当時大流行したパーマヘアになり、その変わりっぷりに視聴者から驚きの声があがった。さらにドラマのなかの「変化」といえば、優未役がこの日から竹澤咲子から毎田にバトンタッチ。さらに寅子と直明の甥の直人と直治を演じる俳優も同日から青山凌大と今井悠貴に交代した。キャラクターたちが劇的な“成長”を遂げるなか、直明だけは以前とまったく同じ見た目だった。

そんな直道に対し、視聴者はSNSで「直明のビジュアル全く変わらないな」「直明と全く変わらないのよ。子供たちがやたら成長してるのに」「花江ちゃんが昭和30年代っぽいおばちゃんパーマになっていた！　優未の成長が著しいが直明が全然変わらない（髪型すら）ｗ」「直明だけ時間が止まってる」などとツッコミ。また人気者、三山が久々に登場したことで「久しぶりに直明に会えて本当にうれしいです」「久々に直明くんに会えて胸高鳴ってます」と喜ぶファンもいた。

一方、姉に紹介したという直明の恋人にも注目が集まった。視聴者の間では、東大に合格し、闇を抱えたまま新潟から上京した森口美佐江（片岡凜）の存在が話題になり、「（相手は）まさか美佐江じゃないよね」「もし美佐江さんだったらと考えると震える」といったコメントも見受けられた。