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【イザ!パリ五輪】無敵のレスリング・藤波朱理 レジェンド伊調馨さんの教えで「攻めて、攻めて…必ず金メダル」

iza(イザ!) / 2024年8月2日 12時0分

優勝し、スタンドに挨拶する藤波朱理(川口良介撮影)

2004年アテネ五輪で正式競技となった女子レスリング。55キロ級で3連覇を達成した吉田沙保里、女子個人として史上初の五輪4連覇を飾った伊調馨らが夢舞台の主役の座を守って来た。そして新たに期待を背負っているのが53キロ級代表の藤波朱理だ。

国内外で無敵を誇る。最後の敗北は2017年6月の全国中学選手権(44キロ級)決勝戦。同年9月の全日本女子オープン選手権(中学生48キロ級)の2回戦(1回戦は不戦勝)以来、今大会まで7年間、国内外の公式戦で負け知らずの133連勝中だ。東京五輪はまだシニア大会に出場していなかったため、出場資格を得られなかったが、昨年6月の全日本選抜選手権では東京五輪代表だった志土地(旧姓・向井)真優に勝利するなど圧倒的な強さで初の五輪切符を手にした。

現在、日体大に通う藤波は、女子レスリング界のレジェンド、伊調から指導を受けている。そのレジェンドは189連勝を達成。それに続く連勝記録を継続中の藤波は、得意のタックルと攻守に隙のない戦いぶりで、東京五輪金メダリストの50キロ級、須崎優衣とともに金メダル有力候補に名前が挙がっている。

3月には練習中に負傷した右ひじを手術。リハビリを経て5月に練習を再開し、パリへ向けて万全の準備を整えてきた。5日に行われたTEAM JAPANの壮行会では、男性2人組ユニット、スキマスイッチから大ヒット曲「全力少年」でエールを送られると、歌詞に絡めて「世界を開くのは私だ」と力強く宣言した藤波。「いよいよ五輪が始まるなと思う」と初の夢舞台にワクワクを抑えられない様子で「自分らしいレスリングで攻めて、攻めて、失敗を恐れずに攻めるレスリングを見せていきたい」と意気込みを口にした。

伊調が初めて五輪に舞台に立ったアテネ五輪も藤波と同じ20歳だった。「心技体を極めていって、最高の状態でパリに向かって、必ず金メダルを取りたい」。あれから20年、藤波がパリの舞台で頂点に立つ。

◆藤波朱理(ふじなみ・あかり)

2003年11月11日生まれ、20歳。三重県出身。4歳からレスリングを始め、いなべ総合学園高(三重)3年時に世界選手権女子53キロ級で金メダルを獲得。17年9月(中学2年)から国内外の公式戦133連勝中。164センチ。

<試合日程>

1回戦    8月7日(後6時30分~)

2回戦    8月7日(後7時50分~)

準決勝    8月8日(前1時55分~)

敗者復活   8月8日(後6時~)

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