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ディズニー最新作「モアナと伝説の海2」で生かされる手描きの技術 「アラジン」ジーニー生んだ伝説のアニメーターが語る進化

iza(イザ!) / 2024年12月29日 14時0分

「モアナと伝説の海2」場面写真 (C)2024 Disney. All Rights Reserved.

大ヒット公開中のディズニー・アニメーション最新作「モアナと伝説の海2」。海と特別な絆をもつ主人公モアナが、1000年にひとりの“導く者”に選ばれ、世界の未来をつなぐため、相棒のマウイや新たな仲間たちとともに漕ぎ出した冒険の物語を、心揺さぶる音楽が彩るディズニー王道のミュージカル映画だ。

にぎやかに動き回るキャラクターをはじめ、南の島や美しい空、リアルな海といった背景などのほとんどはCGアニメーションで描かれているが、実は手描きの2Dアニメーションも部分的に取り入れられている。

1937年に公開された同社初の長編「白雪姫」から始まった、伝統の手描き技術で描かれたキャラクターが、ミニ・マウイ。モアナの相棒である半神半人の英雄、マウイの体に現れた人格をもったタトゥーで、彼の分身として彼の皮膚の上を自由に動き回り、コミカルなやり取りをするさまが人気を集めている。その生みの親は、「アラジン」(1992年)のジーニーなど数々の大人気キャラクターに命を吹き込んできた伝説のアニメーター、エリック・ゴールドバーグだ。

マウイ本体は全編CGアニメーションで描かれているのに対し、その体の表面に描かれたミニ・マウイは手描き。前作に引き続き、手描きアニメのスーパーバイザーとして本作に携わったエリックは「手描きアニメーターとCGアニメーターが協力し、マウイとミニ・マウイのタイミングを合わせる必要があります。ミニ・マウイがマウイの胸にいる時も上腕にいる時も、平らなタトゥーのように見えなければいけませんが、それはすごく難しいことです」と制作を振り返った。

ミニ・マウイは、声は出さないものの、身振り手振りで意思を伝えることができる。マウイが横柄な態度を取ったり、道理に反したことをしそうになると止めに入るなど、良心の役割を果たしているほか、大好きなモアナに会いに行くよう提案するなど、その仲良しぶりも話題になっている。エリックは2人の関係について、「まるで長年結婚している老夫婦のようです。お互いを愛しているのですが、けんかをすることが好きなのです」と例え、「今回特に強調したかったのは、彼らの間にどれほどの愛情があるかということです。テクノロジーの進歩により、2人のより複雑なやりとりが可能になりました」と、ディズニー・アニメーション・スタジオの技術の進化が2人のやり取りに活かされていることを力説した。

ミニ・マウイが登場するシーンを振り返り、デイブ・デリック・ジュニア監督は「エリックはミニ・マウイを描く時、ディズニーの手描きアニメーションの伝統を引き継ぎつつ、次世代の2Dアーティストを指導する姿勢が非常に素晴らしかったです」と称え、デイナ・ルドゥ・ミラー監督は「2Dアニメーションは今も変わらずディズニー・アニメーションにとって重要なものだと感じました」と語っている。

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