日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」新井順子プロデューサーが語る「ホスト神木隆之介」の印象や、今後の注目ポイントは?「第1話から“謎”が散りばめられています」
iza(イザ!) / 2024年11月1日 19時0分
俳優、神木隆之介が主演を務める日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)が始まり、初回(10月20日)放送後から視聴者による考察が続々とSNSに寄せられ、盛り上がりを見せている。
石炭産業で躍進した長崎・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の壮大な物語を描く「海に眠るダイヤモンド」。戦後復興期から高度経済成長期の「何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代」にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。脚本は野木亜紀子さん、監督は塚原あゆ子さん、そしてプロデューサーは新井順子さんが担当しており、3人が手掛けた同局のドラマ「アンナチュラル」「MIU404」と映画「ラストマイル」は高く評価されている。
神木は、端島の炭鉱員の家で生まれ育った明るくまっすぐな鉄平と、東京に生きる無気力なホスト、玲央の一人二役に挑んでいる。注目の初回では、神木演じるキャラクター2人の“対比”が描かれる一方、ベテラン女優、宮本信子が演じる謎の女性、いづみの存在感も際立った。第2話(11月3日)の放送前に視聴者の期待が高まるなか、同局の新井順子プロデューサーが取材に応じ、一人二役という難しい仕事と向き合う神木の様子や、今後の見どころなどについて語った。
第1話振り返り
2018年夏、東京。新宿でその日暮らしのホストをしている玲央は、出会ったばかりのいづみから突然プロポーズされた。玲央からホストクラブを案内され、いづみは彼のために大金を使う。「都合のいい」客に巡り会った玲央は、後日再び現れたいづみに誘われ、軽い気持ちで長崎を訪れた。フェリーに乗った2人が向かったのは端島。すでに廃虚と化した島を前にいづみは思いを馳せ、玲央の前で涙を押し殺した。
東京に戻った玲央は、常連客に“つけ払い”を踏み倒され、呼び込みで女性グループに声をかけるも無視される毎日が続いた。ある日、客を見送った後に酔いつぶれて路上に倒れた玲央のもとにいづみがやってきて、顔を見下ろしながら「玲央、人生変えたくないか? ここから変えたくないか?」と声をかけた。
現代と並行して描かれる1955年では、長崎大を卒業した鉄平が、炭鉱業で栄える生まれ故郷の端島で鷹羽鉱業の職員として働くために帰島した。同じ大学を卒業した幼なじみの賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)も島に帰ってきていて、島にある銀座食堂の看板娘、朝子(杉咲花)は幼いころから鉄平に片思いしていたが、鉄平は全く気付いていなかった。そんな矢先、端島に謎の美女、リナ(池田エライザ)が降り立ち、鉄平は歌手だというリナに興味を抱く。その後リナは職員クラブで女給として働き始めるが、客としてやってきた取引相手の社長を怒らせてしまい、クビを宣告された。
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