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朝ドラおむすび 若林建夫役・神戸出身の新納慎也、震災当時を振り返り「実家まで9時間近くかけて戻った」「プライバシーも何もない避難所のシーンがリアル」

iza(イザ!) / 2024年10月28日 10時0分

ただ、『震災』は僕にとって傷であるだけでなく、誇りでもあるんです。震災当時は本当にどうなることかと思いましたし、約30年経つ今だから言えることですが、復旧復興して前向きに進んでいった神戸が『誇り』です。一方で、各地で大きな地震が起きるたびに大きく傷つく自分もいます。今年起きた能登半島地震の被災地のことがずっと気がかりですし、復旧復興が遅れている現状にとても心を痛めています。

このタイミングで『おむすび』が放送されることで、能登をはじめとする各被災地の方々に『大丈夫だよ、必ずこうやって乗り越えられるから!この国の人たちにはそのパワーがあるよ!』と伝わったらいいなと思っています」


――視聴者に向けたメッセージ、見どころ

「作品に出てきたら何かしでかすと思われがちな僕ですが、今回は何もしません…多分(笑)。神戸の復旧復興を願う、真面目な市役所職員役を楽しんでいただけたら幸いです。震災を描く作品なので、神戸や東北、能登など、各被災地の方々が悲しいことを思い出してしまうシーンもあるかもしれませんが、『いや、待てよ。これを乗り越えてきたやんか!』とパワーに変換していただけたら。日本は地震大国で何度も何度も地震に見舞われていますが、その記憶も前に進むパワーなんだと捉えてドラマを見ていただければ嬉しいです」

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