朝ドラ「虎に翼」直道（上川周作）の「俺には分かる」が長男に受け継がれる 「うれしい」「泣ける」と歓喜の声

連続テレビ小説「虎に翼」の登場人物、猪爪直道（上川周作）（C）NHK

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第63話が26日、放送され、ヒロインの戦死した兄、猪爪直道（上川周作）の口癖「俺には分かる」が、長男の直人（琉人）に受け継がれ、視聴者から歓喜の声が上がった。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。ヒロインの佐田寅子役を女優の伊藤沙莉が演じている。ドラマは現在、第13週「女房は掃きだめから拾え？」（第61～65話）が放送されており、この日の放送で、人手不足で「特例判事補」となり、上司の多岐川幸四郎（滝藤賢一）が言い出した「愛のコンサート」の仕事と、大学の学友、大庭梅子（平岩紙）の家の遺産相続案件に奔走する寅子がクタクタになって帰宅した。そんな寅子に、義姉の花江（森田望智）が夜食としていなり寿司を用意してくれた。それは、すし職人見習いの島田道男（和田庵）が練習で作ったもので、花江は「かわいいわよね」と笑顔を見せ、台所へ向かった。上機嫌な花江を寅子が不思議がっていると、直人は「道男が来たからだよ」。寅子は、亡くなった母、はる（石田ゆり子）に代わって気にかけているだけだと笑ったが、直人は「俺には分かる。恋は人を笑顔にする」と強調し、「昔、おばあちゃんも言ってた。『まさか寅子と優三さんが一緒になるなんて。人間、何があるか分からない』って」と続けた。

「俺には分かる」というフレーズは、生前の直道がことあるごとに口にしたもの。そんな口癖が息子に受け継がれる展開に、多くの視聴者が「『俺には分かる』が受け継がれててうれしいよ」「直人、『俺には分かる』の口癖受け継いでんの泣ける」「直人くんに直道さんのDNAしっかり引き継がれてるなぁ」「直人の『俺には分かる！』が聞けるなんて…直人は鋭いかもしれない」などと胸アツになった。

一方、直道は「俺には分かる」と言いながらも、実はまったくわかっていなかったため、直人の発言に「たぶんその分かったことは見当違いなところもお父さん譲り」「直人くんの予想は当たるのかな」「直道の言うこと、いつも間違ってたけど、直人の言うことはあってる気がする…」といったコメントも並んだ。