「パイの実」の絵本出版 パッケージのリスの名前も初公開！

ロッテの「パイの実」が絵本に

ロッテは、フレーベル館とコラボレーションした絵本「パイの実　森の絵本　いっしょって　いいね」を6日に発売する。市販書籍としては「パイの実」初の絵本となる。

今年、発売45周年を迎える「パイの実」の特別企画として、「アンパンマン」シリーズや「ウォーリーをさがせ！」シリーズなど人気児童書を出版するフレーベル館とのコラボが実現。作・間部香代さん、絵・おおでゆかこさんの実力派2人が作品を手がけた。パイの実のパッケージでもおなじみのリスをモデルとした絵本で、「パイの実」の夢とやさしさを感じられるストーリーを描く。また、発売以来ずっと明かされてこなかった2匹のリスの名前も初めて明らかになるという。定価は1595円（税込み）。

絵を担当したおおでさんは「『パイの実』のパッケージはまるで絵本のようで、また『パイの実』のお菓子も幼少期から大好きでした」と思い入れを明かし、「いただいたストーリーは、ふたりのリスさんたちの魅力があふれていて、森の緑や花であふれたみずみずしい風景もすぐに頭に浮かんできました。なので、世界観を考えるのにあまり苦労はしませんでした」と手応えを見せた。

また、ロッテの開発担当者は制作の経緯を「『パイの実のパッケージって絵本みたいでかわいくて癒やされる』というお客様の声からでした」と説明。フレーベル館と発刊まで約１年半をかけた作品に「多くの方に喜んでもらえる絵本になるよう、何度も打ち合わせを重ねました。ぜひ多くの方に読んでいただきたい絵本です」と自信をのぞかせている。フレーベル館の担当者も「『パイの実』の世界を絵本にするという企画をうかがった時、『これはもう絶対に素敵な絵本になる！』と確信しました」と振り返り、作品を「まさに『パイの実』のテーマでもある、『ほっこりする夢とやさしさで、すべての人を包みこむ』ような絵本になっています」と紹介した。

また、絵本とは別のストーリーを、WEB絵本として「パイの実」のパッケージから読むことができる企画も実施している。パッケージ中面のQRコードを読み取るとWEB絵本のページに遷移し、完全オリジナルストーリーを楽しめる。