北山宏光主演「君が獣になる前に」6月21日OA第12話（最終回）あらすじ 毒ガスは琴音（玉城ティナ）の手に 神崎は今度こそ止められるのか

神崎一（北山宏光）（C）「君が獣になる前に」製作委員会

元Kis-My-Ft2の北山宏光が主演を務める連続ドラマ「君が獣になる前に」（テレビ東京系）の最終回となる第12話が6月21日深夜（0時12分～）に放送される。

累計200万部を超えた人気漫画「君が僕らを悪魔と呼んだころ」（講談社）の作者、さの隆氏の最新作で、ヤングマガジン（同）に連載された「君が獣になる前に」を実写化。人間の暗部をとことん抉る戦慄のノワール・サスペンスだ。神崎一（北山）は、幼なじみで若手人気女優の希堂琴音（玉城ティナ）が起こした史上最悪の毒ガステロ事件「The Beast」を防ぎ、琴音を救うために、琴音の友人の若手女優、宮ノ森真由（鳴海唯）と協力し何度もタイムリープしてきた。

「君が獣になる前に」第11話振り返り

毒ガステロに巻き込まれて死んだあとタイムリープした高校生、鳥飼真人（南出凌嘉）が、琴音の犯行を阻止するために手製の銃を発砲。偶然居合わせた宮ノ森が琴音をかばって被弾し亡くなった。悲しむ琴音に追い討ちをかけるように、マネジャーの塩見優（戸田菜穂）から神崎の訃報が伝えられた。

神崎は自ら命を絶つ前、「ビスケットルーム」と呼ばれる性接待場から琴音を解放するために政財界の権力者が集まるサロンを1人で壊滅させた。サロンを仕切っていた実業家で、神崎に殺された大久保玄奘（高橋光臣）の使い走りをしていた俳優のジュンペイ（吉村界人）は、自首して組織の全容を証言。捜査の手が伸びたため、組織に深くかかわっていた外務副大臣、井上隆（冨家ノリマサ）は逃亡を図った。しかし彼の娘で汚れ仕事をさせられてきたカンナ（ベッキー）が、これまで自分を都合よく操ってきた父を射殺して立ち去った。

自らもタイムリープしてテロ事件の経緯を知る刑事、柳信一郎（深見元基）は、琴音襲撃事件の防犯カメラ映像を確認して、テロ現場で見かけた真人の存在を思い出し、琴音を再度銃撃するつもりだった真人を確保して、負の連鎖に歯止めをかけた。そして、ビルの屋上から身を投げたものの一命をとりとめた神崎の見舞いに出向くと、宮ノ森やジュンペイのことを話し、すべて解決して、お前は生かされたのだからもう繰り返すなと諭した。

退院した神崎は塩見に会いに行き、もう自分が琴音に会うことはできないから代わりに琴音を守ってやってほしいと依頼。すると塩見は、交通事故に遭った琴音をかばって亡くなった神崎の母親について話し出した。神崎の母は、琴音が父親から性的虐待を受けていることに気づいて役所に通報し、当時ただ1人琴音を守ろうとしてくれた存在だったと明かした。知られざる亡き母の思いに神崎は愕然。琴音が自分に求めていたのは、母の死の原因を作ってしまったのを許すことだったと初めて気づき、激しい後悔に襲われた。許しを求めていた琴音は、神崎の住む部屋や近隣の駅などを時折こっそり訪ねていたとのことで、塩見は今こそ琴音に会ってやってほしいと助言した。

神崎は、毒ガスが琴音の手に渡るのを防ぐため、毒ガスのボンベが入ったバッグが保管された場所に向かったが、すでにカンナが持ち去ったあとで、もし琴音に渡されれば惨劇が繰り返される可能性があった。

「君が獣になる前に」第12話あらすじ

神崎が危惧したとおり、毒ガスはカンナから琴音へと渡される。神崎と柳はテロが起きる地下街へ向かう。神崎は過去を償うため、琴音を許そうと心に誓う。そしてすべてを終わらせようとする琴音と再び出会う。これまで手を尽くしてきたにもかかわらず結局毎回起こってしまったテロ。今度こそ、琴音が獣になる前に止めることはできるのか。