夏の甲子園 開会式は夕方4時 入場料も最大600円アップに高校野球ファン「値上げしたお金でラッキーゾーンを」「やむを得ない」

【第１０６回全国高校野球　開会式】開会式に臨む選手ら＝甲子園球場（根本成撮影）

日本高野連は7日、8月5日に開幕する第107回全国高校野球選手権（兵庫・阪神甲子園球場）の第1回運営会議を開き、大会日程と入場料金改定を決定した。5日の開会式は午後4時から開始されることが決まり、入場料も大人は最大600円値上げされる。

2024年の第106回大会から暑さ対策と選手の負担軽減のため、2部制を導入。第107回大会でも継続が決まったが、5日の大会初日は夕方のみとして、午後4時から閉会式と1試合だけ行うことになった。

また料金については「2部制の拡大に伴う稼働時間延長などの経費増が見込まれるとともに、昨今の物価や人件費の高騰も考慮し、入場料金を改定します」と説明。子供料金は据え置くか、値下げされるが、大人料金は外野指定（5～10日）を除いて200円から600円アップ。1部制となる11日以降は中央指定席が4200円から4800円、一、三塁指定席は3700円から3900円、アルプス指定席は1400円から2000円となる。一方で、これまで4歳以上小学生までが対象だった子供料金は中学生にまで拡大された。

この発表にX（旧ツイッター）には「値上げしたお金でラッキーゾーンを」「また値上げ…」「しれっと入場料金上げんなよ」と不満の声があがる一方で、「やむを得ない」「子供料金値下げは、すばらしい対応だ」という声もあった。また「開会式夕方開催はとてもいい！」「夕方なのはありがたい」という初日の夕方開幕には好意的な意見が多く見受けられた。

主な席種の新料金は以下の通り。

《8月5～10日》

中央指定（午前・夕方）　2000円→2500円（500円アップ）

一、三塁指定席大人（午前・夕方）　1700円→2000円（300円アップ）

一、三塁指定席子供（午前・夕方）500円→500円（据え置き）

アルプス席（午前＆夕方）　800円→1000円（200円アップ）

外野指定大人（午前＆夕方）　500円→500円（据え置き）

外野指定子供（午前＆夕方）　100円→100円（据え置き）

《8月11日以降》

中央指定席　4200円→4800円（600円アップ）

一、三塁指定席大人　3700円→3900円（200円アップ）

一、三塁指定席子供1200円→1000円（200円値下げ）

アルプス席　1400円→2000円（600円アップ）

外野指定大人　700円→1000円（300円アップ）

外野指定子供　200円→200円（据え置き）