朝ドラ「虎に翼」花岡（岩田剛典）を病院送り＆川でズブ濡れ…寅子（伊藤沙莉）から優未（竹澤咲子）への「注意喚起」に視聴者爆笑

第18話の場面から。大庭光三郎（石塚陸翔）、花岡悟（岩田剛典）と猪爪寅子（伊藤沙莉）。口論で互いに感情的になり、思わず花岡を突き飛ばす寅子（C）NHK

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第88話が31日、放送され、ヒロインの佐田寅子（伊藤沙莉）が山登りに出かけるという娘の優未（竹澤咲子）に「注意喚起」。その独特な内容と娘が見せた反応に多くの視聴者が爆笑した。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。ドラマは第18週「七人の子は生すとも女に心許すな？」（第86～90話）が放送中で、新潟地家裁三条支部で判事と支部長を務めている寅子が、優未との2人暮らしで家事・育児にも奮闘している。この日の放送で、優未が学校の遠足で山登りに出かけることになり、当日の朝、寅子は、崖や川の近くには不用意に近づかないようにと注意喚起。さらに「カッときても人を押したりしちゃダメよ」と真剣な顔で具体的にアドバイスを送った。優未はそんな母を「そんなことしないでしょ」とツッコみ、寅子も「そうよね」とハッと我に返った。

寅子が崖や川にやたらと警戒するのは、自身の苦い経験から。第18話（4月24日放送）では、大学の同級生たちと山にハイキングに行った際、花岡悟（岩田剛典）と口論になってつい突き飛ばし、バランスを崩した花岡が崖から転落して病院に搬送されるということがあった。第77話（7月16日放送）でも、民事調停の現地視察で山を登り、そこで地主と部下の諍いを仲裁しようとして、自身が川に落ちてズブ濡れになるというハプニングがあった。

これらの“トラウマ”から、寅子が見せた過剰な警戒心や、どちらの出来事も知らない優未の冷静な反応とのギャップに多くの視聴者が爆笑。SNSには、「すべて寅ちゃんの山登りの教訓w」「寅子、自分と娘を一緒にするなって（笑）」「ゆみとおんなじツッコミ入れてたw」「何も知らない娘からダメ出しされたw」「『崖と川には近づかない』で一見まっとうな注意なのが余計じわっとくる」といったコメントがズラリと並んだ。