灯油ポリタンクは赤？ 青？ 薄い色はなぜダメ？ 意外な理由

（Getty Images）※画像はイメージです

灯油用ポリタンクの色が地域によって異なるという話題が、あるゲームのプレイヤーやファンからも注目を集めている。

発端はホームセンター事業を展開するDCM。同社のX（ツイッター）が25日、青い灯油タンクは「北海道と西日本の人が想像する灯油缶」、赤い灯油タンクは「東日本の人が想像する灯油缶」だとそれぞれ写真付きで投稿した。すると「青い灯油缶？見たことないかも」「初めて知りました」「赤しか知らなかったです！」などのコメントが相次ぎ、閲覧回数が280万回（27日午後6時まで）を超える人気となった。

この盛り上がりを受けて、Googleマップに登録された風景写真をもとに撮影地を推理するゲーム「GeoGuessr（ジオゲッサー）」の公認プレイヤー、ダイゴさんが「これGeoGuessrで使えます」と投稿。写真に映る地物にヒントを見出して候補を絞る“プロの技”を披露した。

ウェザーニューズ社の気象情報サイト「ウェザーニュース」は公式Xで、関東では危険であることを示す意味で赤の灯油タンクが定着して、関西ではより安価な青のタンクが普及したとの一説を披露した。また、日本ポリエチレン製品工業連合会は公式サイトで、「灯油用ポリエチレンかん」（ポリタンク）の色について、紫外線によって灯油が変質したり、容器自体が劣化しないように着色すると説明。遮光比0.8より低い薄い色は製品検査に合格しないとしている。