仲野太賀、“優三さん”とは真逆のキャラ？ チャラチャラした医者役に「のびのび」 フジ「新宿野戦病院」制作発表

「新宿野戦病院」制作発表に登壇した（手前左から）生瀬勝久、柄本明、小池栄子、仲野太賀、濱田岳

7月3日から放送が始まる連続ドラマ「新宿野戦病院」（フジテレビ系、毎週水曜午後10時）の制作発表が東京・新宿の東急歌舞伎町タワーで行われ、ダブル主演を務める小池栄子と仲野太賀が登壇。放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」では、ヒロインの優しい夫、佐田優三を演じて注目を集め、本作ではチャラい美容皮膚科医、高峰亨を演じる仲野は、「設定的にも若くして美容皮膚科になり、お金を持ってチャラチャラしていて、港区で遊びまくっているキャラクター。自分でも思っていなかったぐらい、のびのびとやっています。自分の持前のチャラさを、普通に出しているだけなんですけど」と語り、会場を笑わせた。

宮藤官九郎さんによる完全オリジナル脚本の連ドラで、東洋一の歓楽街、東京・歌舞伎町にたたずむ病院を舞台に、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民などさまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図を描く。

小池は、宮藤さんの脚本を「セリフの面白さはピカイチ。ちょっとぶっ飛んでいるような役柄が多いんですけど違和感なく、歌舞伎町に行ったらこういう人たちに会えるんじゃないかなという気がします」と絶賛。「訳ありの患者さんが運ばれてきますが、そういう方たちとちゃんと向き合って、逃げ出さずに接することが、優しく丁寧に描かれています」とアピールした。

また、主題歌を担当するサザンオールスターズの桑田佳祐から「小池栄子さん、大好きです」「仲野太賀さん、映画を見て感動しました」といったメッセージも届いた。小池は「21年ぐらい前に、『涙の海で抱かれたい』という曲のミュージックビデオに出させていただきました。私のグラビアを見てくださって、声をかけていただき、真っ赤な水着で出演させていただいたんですけれど、今回もうれしいです」と大喜び。仲野も「桑田さんに名前を呼んでいただけでうれしいのに、あんなメッセージをいただけて、本当にこの作品に出てよかった」としみじみ語っていた。

制作発表には濱田岳、生瀬勝久、柄本明も登壇したほか、歌舞伎町を舞台としたドラマらしく、キャバクラ嬢60人が会場に駆けつけた。