鈴鹿央士、松本穂香、月9主演作に「自信があります！」と太鼓判！ フジ「嘘解きレトリック」

フジテレビ系連続ドラマ「嘘解きレトリック」でダブル主演を務める鈴鹿央士（左）と松本穂香

俳優の鈴鹿央士と松本穂香が7日、都内で行われた同日スタートの月9ドラマ「嘘解きレトリック」（フジテレビ系）の記者発表に出席。ダブル主演を務める2人はレトロな衣装を身にまとい人力車で登場し、作品に込めた思いや共演しての感想などを語り合った。

「別冊花とゆめ」（白泉社）で連載されていた都戸利津さんの同名漫画を原作に、「ガリレオ」シリーズ（2007年～22年）の監督、プロデューサーがタッグを組んだ話題の本作。鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵・祝左右馬（鈴鹿）と、ウソを聞き分ける奇妙な能力者の浦部鹿乃子（松本）の異色コンビが、「ウソ」と「マコト」が入り交じる難事件に挑む。

ドラマの舞台となる九十九夜町（つくもやちょう）目抜き通りのセットに人力車でやってきた鈴鹿と松本。自身の役柄について鈴鹿は「表面的な部分は貧乏な探偵ですが、とても奥が深いキャラクターで鋭い観察眼を持つ人物。それでいて問い詰めるような感じではなく、人の奥まで考えられる優しさを持つ人です」と説明。「漫画を読んでいて愛されキャラだなと思っていたので、実写になっても皆さんにそう思われるようになりたいと思って演じています」と意欲を見せた。

一方の松本は「嘘が聞き分けられてしまうことで傷ついてしまった過去を1話で描いているので、そこから人との出会いで、本来持っている彼女の明るさや、いい部分が見えてきたら」と注目点を挙げていた。

鈴鹿と松本は本作が初共演。お互いの印象を聞かれると、鈴鹿は「たくさんありますよ」と言いつつ、なかなか答えが出てこない。すると松本が「ないんですかね」と鈴鹿を見つめると、鈴鹿は「たくさんあるんです」とありすぎてまとまらない様子。

松本が「私から言いますね」と切り出すと「とても不思議な方。掘れば掘るほど面白い方だなと。一緒に演じていてとても安心感があります。素敵な先生です」と称賛。その言葉に鈴鹿は笑顔を見せながら「松本さんは、毎シーン想像を超えてくるお芝居をしてくれます。僕からするとサプライズだしワクワクする。どうやってお芝居をされているのかと思って現場に行くのが楽しみなんです」と語った。

この日は、原作者の都戸さんから2人にコメントと描き下ろしのイラストが届いた。「鈴鹿さんと松本さんの演じる力には全幅の信頼を置いています」というコメントに、松本は「ウルウルしちゃいます」と感極まった表情を見せ、鈴鹿も「僕は原作の世界観が好き。左右馬や鹿乃子の言葉も魅力的。キャスト、スタッフみんなで、大切に原作と向き合って撮影をしているので、素敵なお言葉をいただけてとても幸せです」と語った。

最後に鈴鹿は「昭和初期を舞台に、小道具、装飾品など細かいところまでこだわっている作品。この作品を観て、1週間頑張ろうと思っていただければ」と作品に込めた思いを語ると、松本も「監督やスタッフさんの思い入れが感じられる物語になっています」と強調。そして鈴鹿、松本ともに「自信があります」と力強く作品をアピールした。