バカリズム脚本「ホットスポット」宇宙人と信じてもらえない高橋（角田晃広）に同情の声「かわいそうだけど笑っちゃう」

「ホットスポット」第5話場面写真 （C）日本テレビ

女優の市川実日子が主演を務める、連続ドラマ「ホットスポット」（日本テレビ系、日曜後10・30）の第5話が9日放送され、俳優でお笑いタレントのの角田晃広が演じる高橋孝介が、ホテルスタッフに宇宙人だと告白するが、都市伝説好きの磯村由美（夏帆）から信用してもらえず、能力を使いすぎてヘロヘロになった高橋に同情の声が寄せられた。

2023年に放送された「ブラッシュアップライフ」（同局）チームと、同作の脚本を担当したバカリズムが再結集した新作。「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー」というテーマで、小さな田舎町の平凡な日常と、宇宙人というファンタジーが融合した物語が展開される。

この日の放送では、 遠藤清美（市川）たちの住む町に、日テレのバラエティー番組「月曜から夜ふかし」のカメラがやってきた。ディレクターの岸本祐馬（池松壮亮）と松崎将吾（前田旺志郎）が、地元の人にインタビューを行うなか、清美の中学の同級生、岡田綾乃（木南晴夏）も取材を受けた。すると、娘のりつ（原春奈）が「すごい速い人がいた」と高橋のことを話し、岸本たちは超人的な身体能力を持つメガネの男に興味を示すようになる。

そんななか、清美は、由美から「曲がった10円玉」を見つけたと報告を受けた。由美は同僚の小野寺充（白石隼也）の仕業だと思い込み、支配人の奥田貴弘（田中直樹）にも伝える。しかし、小野寺はなんのために10円玉を曲げたのかという素朴な疑問から、仕事に不満があってストレスになったのではと変な方向に話が進み、清美はあせる。

その後、清美たちが働くホテルに宿泊した岸本たちが、ホテルのスタッフにも「個人的ニュース」について取材する。由美は、曲がった10円玉と小野寺のことを話し、彼が宇宙人だと力説。この状況がヤバいと感じた清美は、テレビの人が食いつきそうなネタを出して、小野寺のネタをボツにさせようと企む。高橋も自分の作ったガンプラの写真を見せながらこだわりのポイントを熱弁するが、作戦は失敗に終わってしまった。

「小野寺君宇宙人説」の方向で取材を進めようとする岸本たちを見た清美は、小野寺に迷惑をかけてはいけないと考え、高橋に、由美と支配人にだけは真実を話したほうがいいと提案。高橋はコイン曲げや超高速で反復横跳びなどを披露して、実は宇宙人だと告げると、支配人は信じたものの、由美からは「ただの身体能力がすごい中年」だと認識されてしまった。

岸本にガンプラへのこだわりを熱く語るがスルーされたり、宇宙人だとカミングアウトしても由美に信じてもらえない高橋に、同情する視聴者が続出。SNSでは、「まさか、由美が信じないなんて…」「高橋さん、これからはお風呂に入りやすくなって良かった」「この前ガンプラを作った私の夫には刺さっていました！」「高橋さんかわいそうだけど笑っちゃう」など、高橋を応援する声とともに「＃ホットスポット」をつけて発信する人が多く、Xのトレンド1位を獲得した。

さらに、高橋が奥田にカミングアウトするシーンでは、芸人同士の2人の演技に、まるでコントを見ているようだと感動した人も少なくなく、「田中さんの表情と間がさすがだった」「田中と角田のシーンが面白すぎ」「『LIFE』（NHK）を見ているみたい！」といったコメントも見受けられた。