任天堂がスマブラの「切断バグ」修正でトレンド入り 発売は平成、大型アプデ終了のゲーム改善に「尊敬する」Xで称賛

任天堂の直営店＝大阪市北区の大丸梅田

任天堂は9日、Nintendo Switch向けアクションゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」の「切断バグ」を修正する更新データを配信した。大規模なアップデートを3年前に終えたコンテンツのサポートが継続されたことに喜ぶコメントがX（ツイッター）に多く投稿されて「切断バグ」がトレンドに入る盛り上がりとなった。

同作はマリオなどの任天堂のキャラや、他社のゲームに登場する人気キャラを操作する対戦型アクションゲーム。2018（平成30）年12月に発売された。

同作にはオンライン対戦の勝敗をもとに腕前を数値化する「世界戦闘力」という仕組みがあるが、負けたプレイヤーが特定のタイミングで通信を切断すると世界戦闘力が適切に変動しない不具合、いわゆる“切断バグ”が問題視されていた。今回、同社は更新データ「Ver.13.0.3」を配信してこの問題を修正したという。

同社は21年12月、同作の更新データ「Ver.13.0.1」を配信して「不具合への対応などを除き、ゲームのバランス調整にかかわる更新は今回が最後となります」と発表している。元号が変わる前に発売され、約3年前に大型アップデートを終えたゲームをサポートする姿勢に、Xでは「切断バグ解消素晴らしい！」「さすが天下の任天堂。尊敬します」「アプデ終わったのに手厚いなぁ」「最後のアプデの後にアップデートが入った」など称賛と驚きの声が相次いだ。

また、「スマブラの開発チームが活動しているということは、Nintendo Switch後継機向けにスマブラの新作を作っているのではないか？」と予想して期待をふくらませるユーザーも見られた。