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[Japan In-depthチャンネル ニコ生公式放送リポート]【大学入試改革は格差を生む?】~東大主席美人弁護士の教育論~

Japan In-depth / 2015年3月6日 7時0分

もし、山口さんの時代もそんな新しい大学受験だったら?東大も学業と同様に部活の成績が重視されたりするのだろうか?高校時代はサッカー部のマネージャー。「運動は全然出来ない。4段の跳び箱で骨折!」自分は合格出来なかったかもしれないと笑う。山口さんは、アメリカでは代々名家が名門大学に行くといった実態もあると耳にしたことがあるという。明確な点数での判断ではない試験は、格差を広げることにならないかと懸念する。

日本の教育の変化で、もうひとつ注目をあつめるのが英語教育。小学3年生からの英語教育ということに関して、山口さんは少し違和感がある、と言う。語学というのは、思考と深く結びつくもの。早ければ早い程良いという訳ではないのではないか。日本語での思考が確立しないうちに始めるのではなく、時期は遅くても、集中的にやる方がいいのではないかというのが実感だ。

法律家にとって言葉は非常にセンシティブなもの。自身も英語には苦労したと言う。例えば、国際的なビジネスの場やスポーツで国際ルールを議論する時など、高度な英語での交渉能力を求められる場に日本人は弱いと言われる。

山口さんは、「英語について語るなら、エリート教育の議論をしないといけない」と言う。小学校から英語教育を開始し皆に挨拶程度、旅行程度会話のレベルを身につけさせるのがいいのか、ある段階で優秀な人材を選んで一定期間海外に送り、高度な英語力を持つ人材を育てるのがいいのか?教育を議論するなら、日本ではタブー視されるエリート教育についても考えなければいけないのかもしれない。

才色兼備、まさに人も羨むキャリアを持つ山口さんだが、実際には努力の人。詰め込み型の従来の勉強はとかく批判の対象となるが、山口さんの様な人材を育てる為の方法として、日本が実施しようとしている教育改革は本当に正しい方向だろうか。彼女の言葉の中には、様々なヒントが隠されている気がする。

(この記事は、2015年2月25日放送 Japan Indepthチャンネルの内容を要約したものです)


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