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[岩田太郎]【厳罰化で再発防げず、加害者減らす方策を】~川崎市中1殺害事件 ②~

Japan In-depth / 2015年3月6日 18時0分

○○容疑者は、自分が必要とされているという気持ちが持てなかった。だから、生きる喜びを知らず、人と自分を傷つけることでしか、自己を主張できなかった。彼のことを理解してよいところを褒め、重荷と悲しみを一緒に担って歩いてくれる人がいなかった。それは本来、両親であるべきなのだが。

第2、第3の○○容疑者を出さないためには、子供の話を聞いてやり、「そうなんだ」、「へえー」と共感し、話しかけてきたら「どうしたの」と言ってあげられる大人が子供ひとりひとりの身近に必要だ。両親がその意思や能力を持たないこともあるから、学校や近所、ひいては社会全体がフォローする体制を、国家指導者が強い意志を持って推進すべきだ。それは、どんな国家事業より大切だ。上村君の死を無駄にしないため、また、日本がこれ以上の加害者の出現を抑えるため、みなで知恵を絞るときだ。

(このシリーズ終わり。全2回。【親を支援する「現物支給」を】~川崎市中1殺害事件 ① ~の続き。)


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