[瀬尾温知]【Jリーグで誤審続出、技量不足露呈】~メディアは審判の評価を報じよ~
Japan In-depth / 2015年3月16日 11時30分
マスコミが報じ、ファンが知ると、主審は集中せざるを得なくなる。ミスをしでかせば次の試合で罵声を浴び、笛が吹きづらくなる。下す判定が自分自身に痛烈にはね返ってくるという危機感が、集中力を高めるのである。
試合翌日の地元紙は「素晴らしいジャッジだった。選手たちは試合に集中していた。出したイエローカードはカウンターを防ぐためのファウルによるものだった」と評価した。
集中すれば間違いなく誤審は減る。危機感を抱いて試合に臨めば集中力を90分間持続することは可能なはずである。マスコミが情報をどんどん提供することによって、主審が試合に集中する手助けになるのである。
飛躍的に技量が開花する方法はない。地道にそれでいて大胆に審判団へプレッシャーをかけていくことが、総じてレベルの向上につながるのではないだろうか。
でも待てよ、南米で笛を1年間でも吹くことができたら話は変わってくる。その忍耐力があれば一線級の主審になること請け合い。拙者は一昨日までブラジルに滞在していて、週末の草サッカーで主審を務めたが、10分ぐらいは吹けただろうか。両チームの選手の口論が始まり、とばっちり食う形で交代。ちなみに9人対9人の試合で、先着18人が先発メンバーになるのだが、この日は早朝7時半に着いて控えの4番手。ブラジル人ってサッカーには勤勉なんだな。
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