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[七尾藍佳]【速報:副操縦士が機長締め出し、故意に急降下】~ジャーマンウィングス機墜落事故~

Japan In-depth / 2015年3月27日 2時22分

「なぜ副操縦士が機体を墜落させたかの理由はまったくわからない」

アメリカ合衆国の航空規制では、コクピット内には常に二人の人間がいなければいけないと決められているが、欧州ではその規則は無く、各キャリアに任されている。ルフトハンザでは、今回機長がコクピットを出たことは規定上問題の無い行為だった。



<フランス検察当局ブリス・ロバン検察官によるボイスレコーダーの中身に関する記者会見で判明した事実>(26日夜)

View image | gettyimages.com

『副操縦士は急に無口になり、呼吸のペースは最後まで普通。マニュアルで機体を降下させた。』

「28歳の副操縦士アンドレアス・ルビッツは、機長がトイレに席を立つまでは、機長と通常の会話を行っており、異常な点は見られなかった。ただ会話が着陸プロセスに関する箇所にいたると、急に会話のトーンが変わり、ルビッツは無口になり、会話のトーンが単調になった」

「その後機長がトイレにコクピットを出た瞬間から、墜落までの間、副操縦士は言葉を一切発していない。呼吸は継続しているが、その呼吸のペースは最後まで普通だった」

「機長がトイレに立ってドアが閉められたと同時に、副操縦士はマニュアルで降下の操作を行った。管制塔が呼びかけたが答えなかった。この間も一切言葉は発されなかった。墜落の直前になってはじめて、乗客の悲鳴がボイスレコーダーから確認された」

「副操縦士は故意に機体を降下させ、破壊させた」

「(記者から「自殺なのか?」と問われ)150名もの人命が失われていることを考えると私はこれを自殺とは呼べない」

 

これらの会見から、幾つかの疑問が浮上した。まず、コクピットにテロリストが立てこもったり、パイロットが急病で死亡する、もしくは心身喪失状態になった時、コクピット内に強行突入できる仕組みはないのか?ということだ。

内部から施錠されると外から誰も入れないというシステムは安全上不完全ではないか?

次に、ハイジャック対策として配備されているとされるスカイ・マーシャルと呼ばれる武装警察官システムは機能しているのか?という疑問だ。9.11から時間が経ち、そうした制度をもはや採用していない航空会社が多いのだろうか。これらの疑問は今後明らかにされていくであろう。

※CNNによると、フランス政府はアメリカFBIに正式に捜査協力を要請。

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