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[三重綾子]【ラーメン革命、日本食からグローバルフードへ】~ハワイ発製麺工場の快進撃~

Japan In-depth / 2015年4月10日 19時0分

しかし、健士郎氏の「ラーメン改革」はまだ始まったばかりだ。ラーメン文化にまだ慣れない米国人の多くにとって、ラーメン店は10分で完食するファストフードというより、40分かけて堪能するグルメ食でもある。(事実価格も割高で、だいたいラーメン一杯あたり平均14ドルほどだ)。しかし、それではラーメンが伸びてしまい本来の風味が損なわれてしまう。その意識改革をするため、日本でも有名な「中村屋」の中村栄利ラーメンシェフを迎え、リトルイタリーにオープンしたラーメン店「ラーメンラボ」には椅子はない。ラーメンは、熱いうちにさっさと食べるというものだという、ラーメン文化をニューヨーカーに理解してもおうという試みだ。

しかし、健士郎氏は、ラーメンはスシと同じようにボーダーレスなグローバルフードになりつつあるという。日本に札幌ラーメンや九州の豚骨ラーメンというように、地域性があるように、米国でもそれぞれの風土を生かした食材を使ってラーメンが進化するべきだと健士郎氏は語る。事実、今やサンヌードルのラーメン旋風は、東西海岸だけでなく、テキサスやナッビルなど、これまでラーメン屋がなかったような場所にまで届いている。ニューヨーク風ラーメンやテキサスラーメンというカテゴリーができる日もそう遠くないかもしれない。

※トップ画像/夘木健士郎さん(ニュージャージーの工場で)

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