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[嶌信彦]【世界覇権の交代期へ?】~中国AIIB構想、リーダーシップ失う米~

Japan In-depth / 2015年4月22日 18時0分

アメリカの衰退は、オバマ大統領の個人的指導力の弱さによるものなのだろうか。もちろんオバマのリーダーシップには世界首脳はウンザリしているが、元はといえばそのオバマを選んだアメリカの国力の衰退にあるとみた方がよいように思う。アメリカは明らかに”戦争疲れ”をしており、かつてのモンロー主義の世界に戻りつつあるように見える。

イスラム国に対しても、無人の戦車、戦闘機で攻撃はするが、決定打となる地上戦には兵を送る決断ができないでいる。このままイスラム国が勢力を伸ばし、中国が見ぬふりを続ければ、世界はますます求心力を失おう。

近世以降、15-16世紀はスペイン、ポルトガルが世界に乗り出し、17世紀に入るとオランダ、18世紀にはイギリス、フランスなどがアメリカ、アジア、アフリカに勢力を伸ばし、20世紀前半はイギリス、第二次世界大戦以後になってアメリカが世界のリーダーに君臨した。

過去の歴史を振り返ってみても一国の覇権は、せいぜい100-200年程度だ。はたしてアメリカの衰退は一時的なものなのか、交代期への過渡期なのか?世界各国も冷静に間合いをはかり、大国とのつきあいの軸足を動かし始めたのではないか。

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