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[上田令子]【無所属無党派の改革集団の時代】~統一地方選を終えて~

Japan In-depth / 2015年4月30日 7時0分

結果、新人2名を含む4名の当選により「自由を守る会」所属議員は、都議会議員1名、区議会議員4名、市議会議員3名となった。議員というものは、当選はゴールではなくスタートであることから、議会運営、陳情対応、一般質問作成、予算書・決算書の審査の方法など即役立ち、議会活動に活かせる教育機関としての足場を早急につくり、大会派にからめとられず役所の原理に丸め込まれない自律した能力の高い議員力を培っていく。

東京都の地方議会は国政政党の占める割合が9割という基礎自治体もあることから、せっかく無所属で当選した議員が一人会派で孤立する場合も多い。政策作成力の研鑽や情報交換と課題共有を踏まえた受け皿が必要であり、私はそこに地域政党の必要性を感じている。

本年3月に、地域政党京都党、神戸志民党、かしま志民党、地域政党ふくちやま党らと地域政党サミットを設立した。今後、全国各地の地域政党や改革派無所属議員らと連携し、基盤確立に向けて、参加地域政党を拡大し、連携を強めていきたいと考えている。


今回の選挙結果を受けて地域政党に批判的な報道もあったが、この数年来、国政政党の離合集散による見かけの受け皿として誕生した国政政党による地方政治の系列化に弊害が多かったからではないかと考えている。私が創造しようとする地域政党は、国政政党とは対等、平等な関係を堅持し、自主的な意志決定権を持つ志高い孤高な議員を支えるインキュベーターとして、地域政党を設立できる状況にない無所属議員においても活用できる場でありたいと考えている。それは何よりも党利党略ではなく有権者・国民、真っ先に「あなた」のために働く地方議員を増やすためである。

※トップ画像/ 左:三次ゆりか次期江東区議会議員、右:上田令子東京都議会議員(自由を守る会代表)

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