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[遠藤功司]【シルバー市場に参入する部品メーカーの挑戦】 ~“キラリと光るダイヤモンドの原石企業”愛知県編 1~

Japan In-depth / 2015年5月1日 7時0分

以前、ご紹介したことがあると思いますが、自動車産業は典型的なピラミッド構造、完成車メーカーの下にTier 1、その下にTier 2、その下に・・・と、時にはTier 5にでもTier 6にでも到達します。適切な言葉ではないかもしれませんが、下請けの下請けの下請け、ということです。

今仙電機製作所の場合、Tier 2として、シートアジャスターを生産している訳ですが、これを自動車メーカーではなく、Tier 1の部品メーカー、つまりシートメーカーに納入します。TSテック(ホンダ系)、ニッパツ(日産系)などの会社です。トヨタ系には豊田紡織という大会社もあります。こういったシートメーカーは、当社のようなところから内部の骨格やアジャスター、シートの表皮、織物、ヘッドレスト、その他様々な部品を購入し、シートの完成品に仕上げる訳です。当たり前の話しですが、レクサスやクラウンのシートは、軽自動車のシートとは大きく違います。乗り心地やアジャスターの数など、格段に高付加価化したものですから、その値段や収益性も大きく変わってきます。

(【“世界初”無動力歩行支援装置に活路】 ~ “キラリと光るダイヤモンドの原石企業” 愛知県編 2~ に続く。全2回)

今仙電機製作所:愛知県犬山市、資本金:61億円、売上高1,100億円、従業員数 5,193人(親会社は1,714人)。

※トップ画像/犬山城HPより引用

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