1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 政治

[安倍宏行]【“会派”は地方議会に必要か?】~東京都港区議会、住民の意思が反映されない仕組み~

Japan In-depth / 2015年5月15日 7時0分

しかるに、港区議会では、自民公明の各会派は、第2会派である“みなと政策会議”に対し、今後はドント方式を止め、選挙ですべてのポストを決めると宣言している。理由は「信頼できないから」というものだ。過去の経緯から所属議員との間に信頼関係が築けない以上選挙を行い、今後4年間はそのポストを堅持するとしている。となると、新会派は主要ポストから締め出され、議会の運営側にまわれなくなる。

これに対し、清家あい みなと政策会議幹事長は、「区民の3分の1の付託を受けて当選して来た議員に対して不当である」と強く抗議をしているが、自公の会派は聞く耳を持たない。

このことを港区民は知っているのか?自分たちの選んだ議員が議会での運営権を奪われると知ったら驚愕するのではないか?15日は最後の代表者会議である。その場でこの問題に決着が着くのかどうか、地方議会の在り方にかかわる問題だけにその行く末を追う必要があろう。

注1)ドント方式

各会派の所属議員数を正数で割り、所属人数の多い順に議席を配分する方式。中小会派にも議席を公平に割り当てられる方式とされている。

注2)平成3年から委員長ポストがドント方式になり、13年から正副議長・監査ポストもドント方式になった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください