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【これからの政治に必要なのはメディアのイノベーション】~大阪都構想住民投票と国立競技場の失敗から~

Japan In-depth / 2015年5月25日 23時0分

維新の会は、その登場当時の期待感は今よりももっと高かったですし、革命を起こしそうな勢いを醸し出していました。現役世代から支持を集めていた要因はこのなんというか、"もうひとつの未来感"(オルタナティブ感)であったわけです。


今回の都構想の住民投票で、二重行政を解消する/しないという二項対立の見せ方によって、この"もうひとつの未来感"(オルタナティブ感)が希薄になっていました。都構想になったとしても属人的な運用がされないとは言い切れない弱さがありました。


こうした政治家が変わっても世界は変わらないという諦観に対して、たとえば、PCやスマホから主要政策についての意見表明、議員とのマッチングを通じた政策意思形成を行える新しい行政コミュニケーション(あるいはポータブルガバナンス)をベースとした都構想であると打ち出していれば結果が変わったかもしれません。制度が属人的に運用されないということをアピールでき、たとえ、政党が変わっても制度運用の基礎によって、失政の可能性を最小限にできると言えたら、確実に、未来の政治が実現しそうな感じを打ち出せたと思います。


橋下氏は最後の会見で、メディア、民主主義について言及していましたが、これは


とても示唆的です。これからの政治には、イノベーションの競い合いになるような場所(メディア)が必要です。もしかすると、夢の様な話ではなく、マイナスを如何に小さくするかのイノベーションになるのかもしれませんが、それでも、"もうひとつの未来感"(オルタナティブ感)を既存政党という存在に現時点では期待できない以上、私やこのテキストを読んでいらっしゃるあなたが、今までとは違う場所(メディア)をもっと考え、創ること真剣に考えなければならないと思うのです。

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