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[遠藤功治]【熾烈な競争、求められる独禁法違反対応】~ “キラリと光るダイヤモンドの原石企業” 群馬県編 2~

Japan In-depth / 2015年5月30日 11時42分

この業界、競争は激烈です。そして自動車メーカーからの値引き要求も過酷です。自動車メーカーは更なる競争を促すため、同じ部品を2社発注として、複数企業から購買します。このような環境下、日本企業の場合は同業他社でも付き合いがあり、日本人・日本企業としての団結心も強い。東日本大震災の時に見られたように、苦しいから取りあうのではなく、お互いに助け合う。競合していることは事実なのですが、一方で業界として共存を考える、互助会の精神とでも言いましょうか、建設業界の談合疑惑と性格は似ているかもしれません。経営幹部はコンプライアンス順守と声高に謳っているかもしれませんが、末端の営業では熾烈な受注合戦・消耗戦となっており、共倒れを防ぐためという考えで一致、結果的に談合となり、独禁法違反での摘発となり易い業界なのでしょう。

ミツバからやや話しはずれましたが、当社も堅調な二輪車需要・自動車生産の拡大・自動車の電動化・円安と、足元は比較的順風の中での最高益更新ですが、過去何度か直面した負の側面、つまり独禁法違反対応などに真正面から取り組み、この業界を引っ張っていくことも要望されている、そんな企業の立ち位置を認識すべき時期に来ていると思います。

(本記事は【アジア向け二輪需要拡大で業績堅調】~ “キラリと光るダイヤモンドの原石企業” 群馬県編 1~ の続きです。本シリーズ全2回。)

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