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[俵かおり] 【中国、アフリカで圧倒的な存在感】~250億円のアフリカ連合ビルをプレゼント~

Japan In-depth / 2015年6月4日 11時0分

中国のアフリカの関わり方と他国のそれが何が違うかというと、中国はビジネスの相手としてアフリカをとらえていること(先進国は支援の相手としてとらえている面が強い)、プロジェクトの規模の大きさ、資金の巨額さ、そして中国から労働力(=人)を送り込み、建設に直接的に携わっている、ということだろう。そして、その中国人たちは地方の町や村に入り込んで、実際に住んで仕事をしている。国の隅々にまで中国人が進出し、国を作り上げている、といった印象だ。

エチオピアにおける中国人は、おおよそ4つのグループに分かれる。①大使館など外交関係②中国から派遣されている企業関係③小さな小売店などの商売に携わる中国人④工事現場で働く肉体労働者。人数として多いのが②と④である。日本や欧米からは、外交、支援関係者と少人数の企業関係者はいるが、商売人や肉体労働者はほとんどいない。



(道路や鉄道の建設ラッシュであるアディス・アババではあらゆる場所が工事現場となっている。Photo/Kaori Tawara)
アフリカと中国。その関係は今となっては切っても切れないほど密接に結びついており、そのあり方も多面的である。この非常に興味深いテーマについては、今後、機会あるごとに報告していきたいと思う。

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