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[Japan In-depthチャンネルニコ生公式放送リポート]【テレ朝とNHKはきちんと説明を】~報ステ降板騒動とクロ現ねつ造疑惑、GoHoo楊井人文氏~

Japan In-depth / 2015年6月8日 11時30分

[Japan In-depthチャンネルニコ生公式放送リポート]【テレ朝とNHKはきちんと説明を】~報ステ降板騒動とクロ現ねつ造疑惑、GoHoo楊井人文氏~

月に1度のGoHooコラボ企画。日本報道検証機構理事の楊井人文氏に、NHKクローズアップ現代やらせ疑惑問題と、先週に引き続きテレビ朝日報道ステーション古賀氏降板疑惑について聞いた。

まずは「クローズアップ現代」捏造疑惑について。昨年5月に放送された「出家詐欺」の特集に捏造疑惑が浮上した。多重債務者が出家することによって債務を帳消しにするという詐欺行為。同番組では、出家を斡旋するブローカーと多重債務者のやりとりを放映したが、ブローカーとされた人物が、「自分はブローカーではない。番組制作者に指示されてやった」という内容の主張をしたのだ。

中間報告が出されたばかりだが、内容を見ると、まだ詳しいことはわかっておらず、引き続き調査を進めるということのようだ。楊井氏も、「中間報告だけではわからない。GoHooとしても取り上げられないので、取り上げていない」と話した。気になる点としては、「何故一年近く前の話がこの時期に出てきたのか引っかかる」と述べ、「現役の記者がこんなに露骨な事をやるだろうか」と疑問を呈した。

続いては先週に引き続き、テレビ朝日の報道ステーションのコメンテーター降板騒動。週刊誌では、古舘氏のギャラが驚くほど高額であるということなどが暴露された。真偽のほどはわからないが、安倍編集長は「長く続けているとMCが神格化されてしまうことがあるが、それでは本末転倒だ」とコメントした。楊井氏は古賀氏が番組の流れを無視して、自らの主張をした点を批判し、「放送事故というより事件だった」と述べた。

そして先日、自民党の情報通信戦略調査会が、テレビ朝日とNHKの幹部を呼び、問題となったそれぞれの番組の内容について事情を聴くことが決まった。これについて楊井氏は、「与党が出て行く話なのか」と疑問を呈し、安倍編集長も「総務省ならまだわかる」とした。

楊井氏はこの2つの問題を比較して、「テレ朝は逃げようとしているが、NHKは現段階では自分でしっかり調査している」と評し、今後の展開を見守る考えを示した。 自らの手で国民にきちんと説明しなければ、BPOやインターネットメディアが動き出すだろう。

安倍編集長は、受け持っている大学の授業で、生徒から「日本のジャーナリズムは信じられない」という声を聞いたという。背景には3.11の時の報道体制がある。楊井氏は、「GoHooのきっかけは3.11の報道不信だった」と明かした。


(この記事は、ニコ生【Japan In-depthチャンネル】2015年4月15日放送 を要約したもです。録画はこちら
ニコ生【Japan In-depthチャンネル】)

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