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[久峨喜美子]【日本でのLGBTへの理解、何故低い?】~我が国独自の“自由”と“性”概念に起因~

Japan In-depth / 2015年7月3日 23時0分

しかし自民党等が公然と同性愛者の権利を否定する一方で、各界で同性愛者の権利保護に向けて法改正を検討し始める等、ここ数年日本でも徐々にではあるがこうした同性愛者への理解が広まりつつあるのは興味深い変化である。同性愛を「商品化」しようという動向には議論の余地があるものの、ウェディング業界では同性愛者のセレモニーを受け入れる動きが広まっている。

2013年には日本初のレズビアンカップルの結婚式が東京ディズニーランドで行われたのは記憶に新しい。つい先日の6月25日、ゲーム業界でも任天堂が同性婚というオプションを含めたゲーム「ファイアーエンブレムif」を発表するなど、日本の産業界でも同性婚への理解を助長するような風潮が徐々に広がって来ているのは事実である。

しかし例え同性婚の合法化へ踏み切ったとしても、それと関わる年金システムの改正、ゲイカップルの養子縁組の可能性への検討等、問題は山積みである。社会に広く同性婚が認められていくためにも、こうした問題も含め今後もじっくり検討していく必要があろう。

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