[遠藤功治]【プラグインハイブリッド車が鍵】~大手自動車会社の決算と今後の課題 三菱自動車工業 1~
Japan In-depth / 2015年7月14日 18時0分
三菱自からはやや外れますが、カリフォルニアにテスラというEV専門メーカーがあります。現在価格が1,000万円以上するスポーツモデルの“モデルS”を販売していますが、今まで黒字になったことはありません。年間販売台数は僅か5万台程度。それでも存在出来ているのは、実は排出権取引のお陰だとも言われています。つまり、ZEVであるEVを販売して排出権のクレジットを得て、それをZEV規制等をクリア出来ないメーカーに販売する訳です。まさにCO2の排出権取引です。また、カリフォルニアでの販売台数が多い上から6社(GM、FORD、クライスラー、トヨタ、ホンダ、日産)にはより厳しい水準が求められます。中規模社の5社(BMW、現代、起亜、メルセデス、VW)、小規模社6社(ジャガー、ローバー、ボルボ、マツダ、富士重、マツダ、三菱自)はその規制値が下がります。実は小規模である三菱自は、ZEVではなく、全てプラグインで満たすことが許されます(この内容は頻繁に変わってはいますが)。よって、三菱自にとっては、プラグインハイブリッド車の成功が今後の鍵になる訳です。
(【早期の提携模索も選択肢に】~大手自動車会社の決算と今後の課題 三菱自動車工業 2~ に続く。本シリーズ全2回)
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