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[瀬尾温知]【イチロー、メジャー3,000本安打に後2桁】~来季マーリンズに留まり大記録達成か~

Japan In-depth / 2015年7月31日 11時0分

イチローは今季101試合中96試合に出場していて、先発で50試合、代打や途中出場は46試合。先発では185打数47安打の2割5分4厘。代打や途中出場では44打数10安打の2割2分7厘となっている。マーリンズとしては、3000本安打に注目が集まる選手を在籍させておくことは、マーケティングの面で大きなメリットになる。今季のように「第4の外野手」として成績を残してくれるのなら、マーリンズのユニホームを着て来季の2016年に大記録を達成するだけの力はまだ十分にあるとの見地なのだろう。

マーリンズは42勝59敗で負け越しが17と先述したが、イチローが先発した試合に限っては25勝25敗の五分となっていることを記しておく。全盛期と比べたらバッティングの面で下降気味なのは否めないが、走力、守備においては未だメジャーの一線級にあることが、イチローが先発した試合の勝敗に数字として如実に表われている。

マーリンズの入団会見でイチローは、「数字はもちろん大切なものです。これがなくては現役を続けていくことはできないと思います。ただ、それがすべてではないことははっきり言えます。チャンピオンになることと節目の数字をクリアすることは大事なことではありますが、その目標を理由に現役を続けるというわけではありません」と語っていた。

あと99本となったメジャー3000本安打は、いつ、どんな状況で生まれるのか。走塁・守備ではなく、やっぱり安打を打ってこそイチローなのである。

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