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[林信吾]【実は高福祉・高負担な英国】~高度福祉国家の真実 3~

Japan In-depth / 2015年8月6日 18時0分

とどのつまり英国の医療は、厳密に言えば無料ではない。お金がないから医者にかかれない、という人はいないが、その医療費は納税者が皆で負担しているという、高福祉・高負担の制度なのだと言える。

ここで計算の速い読者は、「ちょっと待って、ちょっと待って、お兄さん」

などとは、まさか言わないだろうが、待てよ、と疑問に思われたのではないだろうか。

わが国でも、正社員なら所得の3割前後の税負担は普通のことであるし、消費税にせよ、ヨーロッパの多くの国と違って、食料品などの減免措置もない。実際、税収の中に消費税などの間接税が占める比率は、日本もヨーロッパ諸国も、そう変わらないのだ。

ではなぜ、英国では医療が無料で、わが国では医療費の負担が高齢者を苦しめるのか。次回、この問題をあらためて見よう。

(この記事は、
【最後は国が本当になんとかしてくれる、のか?】~福祉先進国の真実 1~
【英、無償の医療は当然の権利】~福祉先進国の真実 2~
の続きです。あわせてお読みください)

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