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[大原ケイ]【銃乱射事件の影で高まる銃規制への動き】~米・TV生中継射殺事件~

Japan In-depth / 2015年8月29日 18時0分

そしてそれが次の事件につながっていく。その度に残された被害者や遺族は、銃規制に身を捧げる活動家となっていく。1999年のコロンバイン高校、2007年のバージニア工科大学、3年前コロラド州映画館とコネチカット州小学校、今年に入ってからもサウスカロライナ州黒人教会…いくらでも挙げられる大量殺人の乱射事件の関係者だけでなく、囲み記事にしかならないようなケース、つまり子どもが自衛用に家においてあった銃の誤射で命を落としたり、発作的に拳銃自殺を計ったりした者の遺族たちも、弾丸によって奪われた命のことを一生忘れることはない。今日も地元でコツコツと銃規制運動に参加していることだろう。

アメリカではマリファナや同性婚もいつのまにか水面下で行われてきた地道な合法化運動が功を奏し、critical mass(限界質量)と呼ばれる大衆に到達して一気に機運が高まり、各州で法律が動いている。次は銃規制と見る向きも多い。

タイミングとしてはヒラリー・クリントンが大統領に当選する2016年の選挙か、あるいはその2年後に下院で民主党が議席を奪還すれば一気に銃規制の徹底は進むだろう。だがそれまで何度「またか」と胸の塞がる思いをさせられることだろう。

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