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[瀬尾温知]【MLBプレーオフ、見れるか日本人選手の勇姿】~田中のいるヤンキース次第~

Japan In-depth / 2015年9月8日 16時0分

ブルージェイズはチーム本塁打数と得点数が両リーグ通じて1位の強打のチームだが、8月は20歳の新人クローザー、オスーナの活躍が大きかった。シーズン半ばに抑えの役割を任されたオスーナは、8月は10試合のセーブ機会の登板ですべて成功。8月の防御率0.79という新人の台頭で、打ち勝つスタイルに逃げ切る勝ちパターンが加わって一層強みが増している。

主だった補強をしなかったヤンキースは、8月は14勝14敗で貯金を増やせなかった。打線を引っ張ってきたベテランは息切れ模様で、A・ロッドの8月の成績は打率.153、2本塁打。出塁率と長打率を足した値のOPSがリーグ5位の.906と得点源だったタシェアラはけがで離脱した。指名打者を含めたレギュラー野手9人の平均年齢が32.8歳と高く、疲れからか8月のチーム打率は.238と今季の月間で最も落ちこんだ。こうなると頼みの綱は投手陣になる。

ヤンキースは2桁勝利をあげている投手が3人いるが、田中を除く2人は防御率4点台と圧倒する力がない。そこで鍵となるのが21歳のルーキー、セベリーノである。8月にメジャーデビューしたばかりのセベリーノは、160キロ近い速球が魅力で、ここまで6試合に先発して3勝2敗だが、デビュー戦以外は6回以上を投げて自責点3以下に抑えるクオリティースタートを見せている。

ブルージェイズとは地元ニューヨークで9・11を挟んでの4連戦、さらに21日からは敵地トロントで3連戦と直接対決が7試合ある。4連戦の第1戦は、ローテーション通りに行けば、そのセベリーノがメジャー屈指の好投手プライスと投げ合うことになる。新人のセベリーノに田中と並ぶ2大エース級の活躍を求めざるを得ないのが、ヤンキースの置かれた立場とも言える。両チームの今季の直接対決は、ヤンキースが4勝8敗と負け越している。Octoberの戦いに日本人選手は残ることができるのだろうか。

*トップ画像:New York YANKEE STADIUM



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