[岩田太郎]【ヌードでタイトル剥奪元ミス・アメリカ、32年後の名誉回復】~謝罪は必要だったのか?~
Japan In-depth / 2015年9月16日 7時0分
(注意:以下、写真の説明に具体的な性行為の描写あり)
検索してみると、2回分の撮影で撮られた、18歳になったばかりのウィリアムズ氏の写真が出てくる。1回目は単なる「芸術写真」であり、美しい。これだけなら、タイトル剥奪はなかったかもしれない。
問題は2回目の撮影で、相手役の白人女性と、レズビアン性行為のカラミを行っているシリーズだ。現代の、「局部も含め、すべて無修正で見せます」ではないにせよ、写真が伝える世界観は、濃厚なセックスだ。ウィリアムズ氏が相手役の女性に正面からオーラル・セックスを行い、相手役が彼女のアナルにオーラル・セックスをするなど、かなり過激だ。ミス大会の代表が、セックスをしていけないというのではない。ただ、性行為やあえぎ顔を撮影させたのは、公開されることを知らなかったにせよ軽率だ。
撮影後の彼女は、大会にエントリーすべきでなかった。国を代表するのだから、誹りを受け、名誉を汚すようなことが万が一にもあってはいけない。その意味で、ルーカス氏の「主催団体は謝罪する必要はない」という主張は、説得力がある。
要は、ミス代表が、子供にも胸をはって説明できる言動を行っているか、ということである。ミスのタイトルは、時にはセックス演技も必要な女優の大賞ではない。地元や国や博愛を体現し、そうした価値観を代表する役目だ。その存在は「私」ではなく、「公」なのである。
過去にそうした写真を撮らせた人たちは、ミス大会でなくても、まともな活躍のチャンスのきっかけが、別のところに多くあるのではないか。
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