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[比嘉陽子]【貧困からの脱却目指す大統領】~アフリカ“マラウイ”最新リポート 3~

Japan In-depth / 2015年10月19日 18時0分

マラウイは小さな国だ。国土面積が小さいのだ。しかし、人口密集率は近隣諸国と比べて高い。マラウイ国内を長距離移動するならば、そう途切れることなく民家を確認できる。また国民性は穏やかで正義感が強く、治安が良い。「アフリカのウォームハート(暖かい心)」と称される程であり、国民はこれを強く誇りに思っている。

今回、ムタリカ(弟)大統領のもとで、投資ライセンスの取得に掛かる期間が95日から5日程度へ短縮されるなど、投資誘致のための施策を整備中であり、また19か国から成るCOMESA(東・南部アフリカ市場共同体)に加盟しており、マラウイは域内関税100%削減を達成していることから市場の拡大も図られている。アフリカでのビジネスを検討するならば悪くない選択肢であるように見える。ムタリカ大統領の思惑通りに貧困からの脱却へ進めるよう願うばかりだ。

(この記事は
【変動相場制に翻弄される世界最貧国】~アフリカ“マラウイ”最新リポート 2~
の続き。本シリーズ全3回。
【世界最貧国誕生のからくり】~アフリカ“マラウイ”最新リポート 1~
もお読みください)

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