1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

[神津伸子]【夢のマウンド 慶大・唯一無二の女子野球部員】~川崎彩乃選手のラストシーズン~


Japan In-depth / 2015年10月30日 20時15分

その仲間たちへの恩返し、for the team。川崎は自ら志願してボールボーイとして、今、神宮を全力で駆け抜けている。仲間の振り捨てたバットを拾い、審判にボールを届け、時に得点した仲間とハイタッチ。少年のように小さな体とサイズが合わないブカブカのヘルメット姿は秋風のように清々しい。

もちろん、卒業後も野球は続ける。が、フィールドは大きく変わる。侍ジャパン女子代表のトライアウトも、受ける予定だ。

が、学生野球では、カウントダウンが入っている。今月中旬の4年生と下級生との練習試合で登板。三振で締めた。大久保秀昭監督は「チームに貢献している姿を、ずっと見てきた」と話す。


始球式で、川崎に手渡したユニフォームは背番号“20”ベンチ入りしているメンバーは、誰もつけていない番号だ。


今週末の早慶戦のベンチ入りをするために。
必ず、もう一度そのユニフォームを手にするために。
「またこの神宮のマウンドに戻って来れるよう、最後の最後まで頑張ります。そして、全力で優勝しに行きます」

川崎には笑顔が似合う。
最高の笑顔が、見てみたい。


(写真 今月24日、神宮球場で法政明治一回戦前に始球式で投球した川崎彩乃選手。 撮影 ©神津伸子)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください