【カタルーニャはなぜ独立を目指すのか】~スペイン・カタルーニャ独立運動の行方 その1~
Japan In-depth / 2015年12月13日 11時0分
スペインは1936年から39年にかけて、ファシズム諸国やソ連などを巻き込む大きな内戦を経験しているが、カタルーニャは敗者となった人民戦線側についていた。カタルーニャには当時から独立主張があったことから、終戦後に実権を握ったフランコ独裁政権は特に激しい弾圧を加え、公共の場でのカタルーニャ語の使用は禁止された。弾圧はその後、フランコ氏が死去し政治体制が変わるまでの約40年間続いた。
この弾圧を受けた過去こそが、カタルーニャ人のナショナリズムに火をつけ、独立運動へと駆り立てているのではないだろうか。事実、熱心な独立賛成派の中には、弾圧下で育った高齢の市民も少なくない。カタルーニャ同様フランコ政権の弾圧を受けたバスク地方では、2011年、長年テロ活動を続けてきた反体制派が停戦を宣言した。果たしてカタルーニャ独立運動はどこに向かうのだろうか。
(【独立阻むカタルーニャの内外事情】~スペイン・カタルーニャ独立運動の行方 その2~に続く)
※トップ画像:独立運動の旗が掲げられているバルセロナのアパート ©コナーこずえ
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