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[久峨喜美子]【移民受け入れ議論が具体化へ】~特集「2016年を占う!」移民政策~

Japan In-depth / 2015年12月25日 20時21分

石破、河野両大臣が移民政策について積極的な発言をする一方で、同11月中旬、日本政府は表現の自由に関する国連特別報告者の訪問をドタキャンし、日程を来秋に延期した。表現の自由を巡る問題は、人種差別的な発言を含むヘイト・スピーチにも関わる重要な問題であるが、政府がこうした消極的な姿勢を貫いていては、外国人が移民として制度上受け入れられても、外国人との共生という理想郷を創り上げることからはほど遠いであろう。

2016年は今年よりも移民受け入れに関する議論がより具体的に進んでいく年となるように期待したいが、彼らもまた我々日本人と同様に家庭を持ち、幸せを追い求める当然の権利を有する人間であることを忘れないでもらいたい。情報や議論の場を提供するメディアや有識者も、何の根拠もない外国人に関する歴史的な言説を披露し、やたらと肌の色を強調するような言い回しをすることで人種差別的な感情を煽ることは、意識的に避けなければならない。2016年はその第一歩であってほしいと切に願う。

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