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[西田亮介]【改めて寛容な社会と経済成長を肯定する革新的提案型野党待望】~特集「2016年を占う!」国内政治~

Japan In-depth / 2016年1月11日 18時0分

民主党の現在の執行部は、自身を批判する世論に背を向け、そのアイデンティティを右肩上がりだった2000年代前半に置いているようだが、それは現実的ではない。すでに若手政治家比率や中長期の基軸となる政策の有無などを見ても、民主党のポジションは大きく変わっている。組織能力を向上させ続けている自民党とは対象的に、議員と職員の関係もあまり良好ではない上に、こちらは縦割りに留まっている。

その意味では、民主党からは、少なくとも政策、(政治、選挙)戦術の蓄積、有権者からの信頼(支持)の3点が致命的に失われている。それぞれが独立した問題では無いうえに、今年が選挙イヤー、しかもかなり珍しい衆参同日選挙さえ取り沙汰されていることがさらに状況を厳しいものにしている。

したがって、昨年と異なり、このメッセージの宛先はもはや民主党に限る理由もなくなっているのが、昨年のエントリと異なる点だろうか。民主党と維新の党の合流による野党再編が3月末を目処にという報道もなされている。7月前半の参院選、そして少なくない確率での衆参同日選挙を視野に入れるなら、おそらくそれでは遅すぎるが、寛容な社会と経済成長路線を包含する革新的な政策を基軸とする野党像を改めて期待したい。

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