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[林信吾]【知られざるLONDON2012:オリンピック6個目の輪 その2】~経済・財政から見る五輪~

Japan In-depth / 2016年1月13日 12時0分

※ 交通機関などインフラ整備の費用 17億ポンド

※ テロ対策費用は2億ポンドから6億ポンドに増加

※ 想定外支出に備えた予備費 27億ポンド

※ 五輪開催にともなう税負担の増加分 8億4000万ポンド

※ パラリンピック開催費用ならびにスポーツ振興費用 3億9000万ポンド

……これで計93億3000万ポンドだが、他に光熱費などが2000万ポンドと見積もられたものらしい。

本日(1月9日)のレートは1ポンド=170円56銭ほどだが、物価指数などを勘案し、1ポンド=200円で計算することを私は提唱している。ざっくり2兆円近い費用がかかると考えられたわけだ(現実の費用及び収支は、稿を改めて述べる)。

くどいようだが、2020年東京五輪に関わる

「6000億円で開催可能」「オリンピックをやれば2兆円儲かる」

この見積もりと発言に関しては、当事者の説明責任は免れがたい。

費用の問題もそうだが、招致決定までの経緯から、決定後の迷走ぶりまで、2012年ロンドン五輪と、今次の東京五輪はよく似ている。

次回、ロンドン五輪招致の舞台裏を紹介させていただこう。さらにはロンドン五輪の場合、招致決定後に例のリーマンショックに見舞われ、収支の目論見が大幅に狂ってしまった、という事実がある。これも詳しくは稿を改めるが、2020年東京五輪は大丈夫だろうか。

(続く)

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