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米大統領予備選挙開始~米国のリーダーはどう決まる? その1~

Japan In-depth / 2016年2月1日 23時0分

アイオワ選の後、残りの州の行方を占うには、ニューハンプシャー州のプライマリー結果がものを言う。全米ではコーカスを行う州はごくわずかで、プライマリー投票で大統領候補を選ぶ州が圧倒的に多い。ニューハンプシャーは共和と民主の支持の割合においても、全国的な統計とかなり似ていて、過去3回の大統領選で、勝った候補を選んできた。

そして迎えるのが3月1日の「スーパー・チューズデイ」。マサチューセッツ(民主党寄り)やテキサス(共和党寄り)など、選挙人投票数の多い重要な州を含む12州がいっせいに大統領候補を決めるので、ここで勝負がつくことが多い。

とはいえ、まだ議員としての経験も浅かったバラク・オバマがベテランのヒラリー・クリントン候補を制したり、共和党幹部からは確実視されていたミット・ロムニーが予選で苦戦を強いられたりするなど、番狂わせもあるだろう。

アメリカのように長い時間と費用をかけて一国のリーダーを決めるというのは他の民主主義の国にも類を見ない。長距離マラソンのような選挙戦を勝ち抜くにはそれなりに胆力が要る。そういった仕組みの違いを通して、何がアメリカという国をアメリカたらしめるのか、大統領選を見守りながらレポートしていく。

(続く)

注1:プライマリー
米国大統領選挙は、共和党・民主党の候補者選出と本選挙の二段階に分かれている。予備選挙で、両党は「代議員」を各州で選出する。党員集会(コーカス)で代議員を選出する週もある。この代議員が党大会で大統領選候補者を選ぶ。

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