3月解散4月選挙説浮上? 宮崎議員辞職で
Japan In-depth / 2016年2月16日 12時0分
山田厚俊(ジャーナリスト)
「山田厚俊の永田町ミザルイワザルキカザル」
「まったくどうしようもない。前日、二階派の幹部はアイツに“離党”するよう迫った。アイツはその場で何の返事もせず、翌日の会見で辞職を発表した。党も官邸も望むわけがないじゃないか」
こう憤るのは、自民党関係者。改めていうまでもなく、「アイツ」とは、『週刊文春』のスクープで、妻・金子恵美衆院議員の出産直前に女性タレントと不倫していたことがあきらかになった宮崎謙介衆院議員のことだ。その宮崎氏は2月12日、記者会見で不倫を認め、議員辞職を発表した。
驚いたのは、自民党だ。このタイミングで議員辞職となれば、宮崎氏の選挙区、京都3区の補選は、4月24日投開票の北海道5区補選とのW選挙になるからだ。
「逆風に晒された選挙をわざわざ勧めるバカはいない。それなのに、自分で勝手に辞めますと言ったものだから、開いた口が塞がらないよ」
前出の関係者はこう投げやりに言う。
しかし、ここでにわかに浮上しているのが、3月解散4月選挙説だ。別の自民党関係者はこう語る。
「2月中に来年度予算を通し、3月上旬に衆院選挙制度改革法案を通す。最高裁判決が出た以上、1票の格差是正に取り組まなければ何もできないが、小手先だろうと法案を通せば解散の下地は整った格好になる。そこで、3月下旬に解散し、W補選の4月24日投票にする。争点は今まで言われていたとおり、消費税10%先送りだ」
これまで、4月解散説、6月の通常国会会期末解散による衆参W選挙説、11月解散説など、さまざまな憶測が流れていた。今回はどうなのか。
「野党が何の準備もできない中、宮崎氏のような件が起きても内閣支持率は落ちない。ならば、逆風と言われる現状を逆手に取って、一気に勝負に出ることも考えられる。もちろん、安倍首相の考え一つだが、可能性は高いのではないか」
ある自民党幹部はこう語る。このような説が流れるのも、やはり野党のふがいなさに起因しているということなのか。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
在職戦後最短が嫌?異例の続投意向、石破首相に青山繁晴氏が直言「辞職こそ職責」 民意は〝卑怯なやり方〟許さない
zakzak by夕刊フジ / 2024年10月30日 11時35分
-
人気支えた地方組織からも〝石破おろし〟選挙結果無視の続投明言 新聞各紙「憲政の常道」と退陣要求 執行部は新たな「連立」模索も
zakzak by夕刊フジ / 2024年10月29日 11時30分
-
衆院選で大惨敗、石破首相「居座り」一部野党と連携模索 自公215議席で過半数割れ「勝敗ライン」「戦略ミス」無視 高市氏への交代論が浮上
zakzak by夕刊フジ / 2024年10月28日 11時17分
-
石破首相〝戦後最短内閣〟の危機 衆院選終盤情勢で永田町に衝撃、自公で過半数割れの可能性「有権者に見透かされている」
zakzak by夕刊フジ / 2024年10月22日 11時30分
-
〈大臣経験者たちが落選の危機?〉萩生田光一、丸川珠代、下村博文…“裏金議員”たちの寒すぎる首元
集英社オンライン / 2024年10月19日 7時0分
ランキング
-
1大学生の女「交際関係をめぐってトラブルになった」 江別・大学生死亡事件 新たに少年2人逮捕
STVニュース北海道 / 2024年10月30日 15時49分
-
2立・維、首相指名へ協議継続=共産は野田氏支持検討
時事通信 / 2024年10月30日 19時24分
-
3パクリと揶揄された「やっぱりステーキ」が急成長。大量閉店で打撃の「いきなり!ステーキ」と明暗分かれたワケ
日刊SPA! / 2024年10月30日 15時54分
-
4政府、国連委に削除要求=皇室典範改正勧告「強く抗議」
時事通信 / 2024年10月30日 17時7分
-
5長野ひき逃げ、無罪見直しか=中学生死亡事故巡り弁論へ―最高裁
時事通信 / 2024年10月30日 18時42分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください