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宮崎氏は、地域で奉仕を 「育休」議員の贖罪 その2

Japan In-depth / 2016年2月17日 12時35分

ご飯を作ってやり、アニメやドラマを共に見て笑い、ベタベタしてくる子供を抱きしめ、勉強を見てやり、言葉や世の中のいろいろなことを教え、散歩やイベントに出かけ、悩みや不満や嬉しかったことを聞いてやり、時にはぶつかり、食事をしながら楽しく話す。

そして、夜中に毛布を蹴り飛ばしていないか確かめて、かわいい寝顔のおでことほっぺにキスをする。そんな地に足を着けた日常を通して、地域や国の子育て支援はどうあるべきかを一から考え直してほしい。

万葉集の歌人、山上憶良は、次のように詠んだ。

 

瓜食(は)めば 子ども思ほゆ

栗食めば まして偲はゆ

いづくより 来りしものぞ

眼交(まなかひ)に もとなかかりて

安眠(やすい)し寝(な)さぬ

 

銀(しろかね)も 金(くがね)も 玉も

何せむにまされる宝 子にしかめやも

 

育休云々より、これこそが子育てと、育児支援の原点ではないか。子育ての本質は、子供の言うことを聞いてやること、掛け値なしに子の人格を信じること、大人になった時に生き残れる力をつける冒険をさせ、その「宝たち」を見守ることなのだ。

宮崎氏はもう国政にも地方選挙にも出ず、何もしゃべらず、地道な育児支援の行動で示してほしい。国政は奥様の金子氏に任せ、子育てに関する新しい知見やアイデアは奥様に拾い上げてもらい、国会で主張してもらえばよいのである。

(宮崎氏は、貧困地区で子供食堂経営を 「育休」議員の贖罪 その1 の続き。全2回)

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