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乙武氏「自己肯定感物語」破綻と障碍者の性

Japan In-depth / 2016年3月25日 19時0分

障碍者である乙武氏の性生活に対する世間の関心は、それと変わらないレベルだ。世間と彼の関係性から、偽善的な「障碍の相互利用」を除くことは難しい。

では、乙武氏がそんな歪んだ世の中で自己肯定感を持てる可能性はあるか。彼と社会の関係でひとつ、偽善が入り込む余地のない、真実なものがある。それは、3人の子供との関係だ。子供たちにとって、乙武氏はかけがえのないお父さんだ。歪んだ同情心でも、欠損フェチでも、自民党が目論んだ障碍の政治的利用でもなく、子供にとっては唯一の父親なのである。

その意味で、父親としての乙武氏は欠けがなく、四肢がなくても唯一無二の完全な存在だ。その親子の関係にこそ、彼の欠落感の根本的解決と救いのカギがあるのではないだろうか。体の不全感は消えなくても、子に頼られる親としての存在は本物であり、それが真実の自己肯定感の源になる。

乙武氏が4月に40歳を迎える今からでも遅くはない。国政出馬などという浮ついた話は絶ち、これから成長する子供と地道な関係を築き、虚像ではない満足や自己肯定感を味わってほしいものだ。

 

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