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若者に人気の党はどこか? 全国高校生未来会議2日目

Japan In-depth / 2016年3月26日 12時0分

「党に若者を取り込もうとして、できることやできないことを示さずにやっているのかな」、こう語るのは君塚凛太郎君(岩手県立盛岡第一高等学校在籍)。同じように懐疑的な声は学生のあいだで多く聞かれた。

岐阜県名古屋市の椙山女学園高校武田瑠郁さんは、このイベント参加の意義について、「政治に興味のない子が回りに沢山いて、そういう子にどれだけ興味を持たせられるかというのが私たちにとって必要。」と述べた。又、模擬投票について、「実際にボタンを押すというという行動をしてみたのは初めてで、投票と似た感覚だったので、これから役立つと思う。」と評価した。

彼らの政治に対する問題意識はどうだろうか。秋田県立能代高等学校の藤田和隆くんは、地方の抱える課題について「秋田は人口減少が日本一進んでいる。地元に対する恩恵や思い入れがないと、人はその地域に残らないと思ったので、誇りをどのように感じてもらえ、どうすれば根付くのか、そうした郷土愛の育み方を考えることが重要だ。」と語った。

政治との距離感についてはこんな意見も聞かれた。「(村岡敏英議員(秋田)と話して)もっと高校生と国会議員が話をする場が増えればいいなと思った。スウェーデンでは普通らしい。距離感を縮めないといけない。」(秋田県立大館国際情報学院高校三政奈緒 さん)

 実際に政党の政策を聞き、それを評価したり、国会議員と意見を交換したりすることで様々な気づきを得た参加者たち。3日目は、「地域興しプランコンテスト」が行われ、最優秀プランには内閣総理大臣賞が贈られる。

(続く)

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