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「死に至る病」と関西 その1

Japan In-depth / 2016年4月13日 10時0分

村が策定した人口ビジョンも、推計のように人口減少が進んだ場合、村内から商店や飲食店といった店舗はほぼ姿を消し、学校や診療所をはじめとする公共施設や公共サービスを村単独での維持することは極めて困難になる、と危機感を前面に打ち出した。

だが、村自体が消滅するかもしれないという非常事態を目の前にして、村は具体的な対策を示しあぐねている。

最寄りの高校までバスで1時間。そのバスも一日1往復のコミュニティーバスしかない。中学を卒業すると若者はすべて村を出て行き、高校や大学を卒業した後、村に帰ってくる若者はまれだ。

「住民票を村に残しながら高校の寮に入っている子もいると思いますが、私の知る限り、高校生の年代で実際に村にすんでいる子はいません」と担当者は話す。

上北山村がある奈良県全体の人口は計136万5008人。前回より 3万5720人(2.6%)減少した。平成17年以降、減少傾向だったが、今回、調査が始まった大正9年以降、最も高い人口減少率となった。

隣接する和歌山県の人口も前回比3.8%、3万8348人の減少だった。同県では、平成12年以降、減少が続き、今回、昭和30年の調査以来保ってきた100万人の大台を割り込み、人口は計96万3850人となった。人口が増加したのは、岩出市など県内30市町中、わずか3市町に止まっている。

*トップ画像:高層マンションそばのベンチに設置された老人像©山口敦

 (「死に至る病」と関西 その2に続く。全3回)

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