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フロリダ銃撃事件 大統領選への影響は? 米国のリーダーどう決まる?その17

Japan In-depth / 2016年6月15日 10時58分

今回の銃撃事件は、大統領選挙の枠を超えた国家問題であるとはしながらも、クリントンが訴えたのは、ISISやアル・カーイダなどのテロ組織と直接関わりを持たない「ローン・ウルフ」型のテロリストを抑止するためにもFBIの調査能力を高め、予防に努めるべきで、外交面ではサウジアラビア、カタール、クウェートなどの国からテロ組織に資金が流れるのを食い止める時期が来たとし、国外での兵力導入も続け、オバマ政権の外交を踏襲する方向性を打ち出している。

この事件は、犯人がイスラム教過激派のシンパだったかどうかよりも、LGBTという性的マイノリティーに対する国産の暴力事件であることも指摘されている。トランプが打ち出したのは「我々(要するにトップ白人層)」と「彼ら(イスラム教徒圏からの移民)」の戦いという側面であり、クリントンは銃規制も含めた「我々の問題であり、我々が一つになること」が重要だとしている。

キーワードはpluralism。多元主義、と訳すよりも、人種や宗教や性的嗜好がバラバラでもお互いが平和に共存していくことを理想とする言葉だが、赤(共和党)と青(民主党)に真っ二つに割れつつあるアメリカに、どう響いていくだろうか? 11月の大統領選挙ではその答えが出る。

 

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