米大統領選にロシアが干渉? サイバー攻撃と国際政治の最前線
Japan In-depth / 2016年7月31日 18時0分
ウィキリークスが暴露する前に、既に、「Guccifer 2.0」と名乗る者からこの情報が流れていた。この者はルーマニア出身と名乗っていたが、米国諜報機関の分析によると、この者は実際にはロシア人であるとしている。暴露されたメールがロシアの機関からウィキリークス社に意図的に流されたかも調査の対象になっている。ウィキリークス創始者のジュリアン・アッサンジは、ヒラリー・クリントンを敵視しており、大統領選出を阻止しようとする発言も伝えられている。
ロシアのG.R.U.は、ヒラリー・クリントンが民主党大会で大統領候補の指名を受けた7月28日、今度は民主党の議会選挙委員会のメールにサイバー攻撃をかけた、とのニュースがロイター社から流れた。また、クリントン・キャンペーンが使っているコンピューター・システムもサイバー攻撃を受けたことが政府筋から発表されている。ロシアの米国を対象としたサイバー攻撃は、かなり広範囲のものとの認識が米国内で高まっている。
オバマ大統領は同日、米国へのサイバー攻撃に関して6段階の新たな判定制度を発表した。今回のサイバー攻撃は、米国の安全保障にも関連する深刻な攻撃との見方が強まってきており、米国の対応が注目される。サイバー攻撃が、経済に関係するものから政治の分野に広がりを見せている中で、米ロ関係、さらにはより広範囲な国際政治に大きな影響を与えるまでになってきている。
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